九州・沖縄
それから後日後。。。 「照井さん,九州旅行どうでした??」 ワタクシはいつものように照井さんの店のカウンターで燗酒を舐めながら同じくカウンター席に座る照井さんに聞いた。その照井さん,この前日の日曜日に県内某蔵の稲刈りへ行ってきており,そして…
宮崎の朝はからりと晴れていた。前の晩はけんじさんとお別れしたが,旅はもう少しだけ続く。 午前7時にホテルを発ったわれわれは高速道に乗って熊本経由で福岡を目指した。 途中のPAで日奈久の竹輪を食べたりお土産を買ったりした(竹輪はとても美味しかっ…
マスターはとにかくカッコいい 「ブルーツリー」のマスター上妻さんはこの日もカッコ良かった。ワタクシも「古八幡」のロックをゆるゆる呑りながら,マスターの言動に酔いしれた。 特にも照井さんはマスターと熱く語り合い,そして心酔するに至ったように見…
この文章を読み返してみると,いかに自分が逆上しながら肉を喰らったのかよく伝わってくるし,初めて宮崎牛を口にした時の感動がありありと蘇ってくる。 今回の宮崎の夜も当然「みょうがや」にお邪魔することになっていたわけだ。 夕方6時過ぎに現地でけん…
「腹いっぱい,腹がはち切れんばかりに,肉汁したたる肉を喰らいたい」 「飽きるほど高級肉,そう,ブランド牛を思う存分喰ってみたい」 誰しもどこかに,そんな欲求を隠し持っているはずである。 誰しもいつかは,そんな欲求を叶えたいと思っているはずであ…
早朝,予定通りわれわれ5人は大分市内を出発した。まだそこまでひどい風や雨ではなく,とりあえず傘がなくてもなんとか外を歩ける程度であった。 高速道路に入り,南下するたび少しずつ天候は悪化してきた。叩きつけるような雨にレンタカーのフロントガラス…
昆布締め平目と赤海栗 時間はたっぷりある,というわけではないが,気持ち的には次のことを考えなくてもいいから,非常に余裕があった。 料理は次々と出てくるし,酒は女将さんと照井さんで料理の相性に合わせてこちらも次々と出てくるから,黙って呑んで喰…
「東横イン大分駅前」のロビーでわれわれ5人は珍しく真剣な顔をして集まっていた。そう,台風の動向がだいぶ怪しくなってきており,いつものように危機感ゼロでのほほんと旅を続けることが難しくなってきたのだ。 「・・・とりあえず,蔵見学はなしにしまし…
目覚めると朝の5時だった。 そして意外だったのは,酒が残っておらず,腹も減っていたことだった。あれだけ吞んで喰っての深夜就寝だったのに,なんだかすごく体が軽かった。 シャワーを浴びたら空腹感が我慢できないほどのものになっていた。ホテルの朝食…
さて,ここでようやく宮崎の友であるけんじさんの紹介をしたいと思う。 けんじさんとワタクシは同年代。知り合ったのはネット上で,その後盛岡にけんじさんがいらしたのを機会につながり,付き合いは今に至る。 当時ワタクシが主宰していたウェブサイトを見…
「珉珉」は中洲川端駅から徒歩数分,中洲のど真ん中にある古き良き昭和が薫る雰囲気たっぷりの店だった。 愛すべき中洲の名店「珉珉」 二階に通され,塩焼きそばと豚足スープを注文する。ビールを吞みながら待っていて出てきた塩焼きそばが,あっさりした味…
「ネッスンドルマ」は前回の旅でもお世話になった会員制の日本酒バーである。ちなみにワタクシは昨年も訪れているので3回目。 この日は,美人女将芝さんと「割烹着かおる」改め「割烹着ひよこ」さんとバイト3日目だという女性3人で迎えてくれた。 当然こ…
夕方6時を過ぎ,金曜の夕方ということもありサラリーマンやOLが街に出始めてきていた。 台風が九州地方に近づいているものの福岡に接近するのはまだ先ということもあり,みな呑む気満々なのだろうと嬉しくなる。そうやっているうちに「とり屋」という文字が…
午後3時,「東横イン西中洲」に到着した。ここでけんじさんと合流することになっていた。今回の旅は,けんじさんに福岡空港まで迎えに来てもらうことにはしていなかった。 実を言うと,昨年2回ほどワタクシは九州に来ていた。1回目は仕事で福岡と北九州を…
前回の旅,そう2015年11月の九州旅行について少し触れておく。 われわれが初めてけんじさんのホームグラウンドである九州に降り立ち,珍道中をくり広げたことを手短に記しておく。 これは,今回の旅のベースとして非常に重要な素地になっているのが前回の旅…
今回九州へ向かう旅の仲間は秋田県某市在住イクミツさん,盛岡市内のサラリーマンとっしさん,盛岡市内で飲食店を経営する照井さんで,そこにやはりサラリーマンのワタクシを加えた4名で3泊4日の旅をする。 九州福岡ではワタクシの古い呑み仲間けんじさん…
台風が来る,ということはわかっていた。それも相当強い台風のようだということも2,3日前から知っていた。どの局のニュース番組でも,台風情報を流しながら警戒を呼びかけていたからだ。 それでもどこかで,「きっと大丈夫だろう」とまったく根拠のない希…
2016年も残り2週間といった年末、2015年11−12月以来の九州宮崎となった。 宮崎空港に降り立ち、電車で宮崎市内を目指した。 穏やかな天気の中、宮崎市内をぐるぐる歩き回ったのち、けんじさんと一年ぶりの合流。再会を喜び合いながら、当然のことながら「ま…
鹿児島は大きな街だった。道路も広く車も多い。 「せっかくだから夜景でも見ましょうか」とけんじさん。 このあたりになって気づく。 「せっかくだから」が合言葉になっていることに。 九州まで来たんだから、せっかくだから見て帰ろうよってことだ。 小高い…
日南市大堂津「古澤醸造合名会社」から旧国道を徒歩数十秒といったところにあるのが「株式会社宮田本店」だ。今やプレミアム焼酎となってしまった「日南娘」を醸す蔵だ。 現当主は宮田千賀子さん。古澤さん同様,主を女性が務めている。面白いのは,焼酎だけ…
ホテル「JALシティ」で目覚める宮崎の朝。 カーテンを開けると,少し雨。 雨に濡れるワシントンヤシが南国感を醸し出し「ああ,思えば遠くへ来たもんだ」とどこかで聴いた一節を思い浮かばせる。 シャワーを浴びホテルのレストランでビュッフェの朝食。 ネッ…
「腹いっぱい,腹がはち切れんばかりに,肉汁したたる肉を喰らいたい」 「飽きるほど高級肉,そう,ブランド牛を思う存分喰ってみたい」 誰しもどこかに,そんな欲求を隠し持っているはずである。 誰しもいつかは,そんな欲求を叶えたいと思っているはずであ…
高級カプセルホテル「ファーストキャビン」で目覚める。 設備も清潔さも申し分なかったが(というか,過去最高レベルのカプセルホテルだった),なんだかすごく暑かった(あとから聞いたら,みんなも同じだった)。 とはいえ,寝苦しかったが結局熟睡。 どん…
何はともあれ2時間のフライトののち,福岡空港に到着した。 さすがに疲れた。そして,ほっとした。 空港でけんじさんと久々の再会を果たした。 ちなみにとっしさんは前に会っていて,一緒に仙台まで旅したことがある。 イクミツさんは初対面であるが,FBでだ…
(この記事は2015年12月に旅した記録となっています) 午前10時集合から少し遅れて盛岡駅地下「PRONTO」に現れた秋田県某市在住イクミツさん。 毎度のことというわけでもなく,いつもは時間どおり現れるのだが,なんだか毎回ハラハラさせてくれる人だ。 足掛…
那覇最後の夜をスタート さて、そして那覇に戻ったわけである。 最後の宿は、「ロワジールホテル那覇」という、これまた高級リゾートホテル。 www.loisir-naha.com で、最後の夜の一軒目は、「山猫屋」の2号店に足を運び、琉球料理に舌鼓を打つことにした。 …
ANAインターコンチネンタル石垣リゾート 那覇で二泊三日したあとは、石垣で一泊、西表で二泊、そして最後に那覇に戻って一泊して盛岡に帰る、というのが今回の呑み歩き旅程である。 で、那覇で二泊したので、沖縄三日目の朝は石垣に飛び、「ANAインターコン…
バーラウンジ「スターライト」からの夜景 「へぇ〜、那覇でも黒糖焼酎を呑める店があるですね〜」 そんな風に眼鏡の若い女性バーテンダーは少し驚いたような表情でわたしに問い返した。 「小桜」を後にしたわたしは、寝床である「沖縄ハーバービューホテル」…
日中はレンタカーで観光をした。印象的だったのは、那覇市内から車で30分ぐらい南下して訪れた糸満市の「ひめゆりの塔」だ。 第二次大戦は、日本全国至る所で痛ましい逸話が残っているが、広島・長崎の原爆投下、東京大空襲、ミッドウェー作戦はじめとする多…
続いて訪れたのは、「バーボン・クラブ」。 那覇で一番の老舗バーと聞いていたその店のドアは、思っていたよりも重厚な雰囲気だった。 一見客、ましてや旅行者が気軽に入るには少々気後れするが、時間が早いから先客もあまりいないだろうとドアを押した。 話…