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旅をする。赴くままに旅をして、通りがかった暖簾をくぐり、カウンター席で酒を呑む。※コロナで旅ができないので、昔の旅についても載せることにしました。

正月も帰らなかったふるさと一関へちょっとよそ者気分で小旅行してみる。 2020年2月1日(土)-2日(日)

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鮨酒スタート

2020年に年が変わって,初めて盛岡を出た。

年末年始も仕事が忙しくて,世間はやれ9連休だ10連休だとか言ってるなか,大晦日と元日以外は休まず仕事をしていた。

 

で,20連勤だか30連勤だかしたあとに疲労で発熱し,2日ほど寝込んでしまった。

インフルかしらと思ったが,風邪の諸症状は一つもなく,本当に発熱だけだった。

 

そんな風に1月を過ごし,2月最初の土日は法事があり,故郷一関を訪れた。

土曜日2月1日の午前中に法事を済ませ,その後お寺から少し離れたところにある「あさひ鮨」を訪れる。

気仙沼でフカヒレ鮨を出す店として有名だが,こちらで会食ということになった。

 

フカヒレ鮨発祥の気仙沼本店も3.11で被災し,仮設店舗を経て,その後本設となったと聞く。

20年ぐらい前に一度,そして3.11以後の仮設店にも一度足を運んだことがある。

 

気仙沼男山本店の「蒼天伝 特別純米」をもっきりでもらい,鮨やら天ぷらやら茶碗蒸しをつまむ。

久しぶりにあった親族はみな相応に歳を重ねており,当たり前だが自分も同じように歳をとった。

 

握り,ツマミは総じて美味しくいただき,酒も「きりんざん 純吟 生原酒」を追加。

昼からほろ酔いとなり,実家へ帰って夕方まで昼寝した。

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バー「アカンプリス」へ

目覚めると夕食の準備がされていたので,地元の酒「百磐 創業103年記念酒」を呑みつつ晩酌。

しばし酒を呑みつつ近況報告などをし,家を出てまちへ。

 

で,どこに行こうか迷った挙句,何度か訪れたことがあるバー「アカンプリス」へ。

一関のオーセンティックバーと言えば,ここと「アカンプリス」から程近い「シュガーバー」だ。

実は2020年1月末までは,「アビエント」という素晴らしいバーがあったのだが,東京へ移転ということで無期限休業となってしまった。

 

十数年ぐらい前から一関に帰ると顔を出していたバーだっただけに非常に残念だ。

しかし,「アカンプリス」も「シュガーバー」もどちらもとても良い店なので,ふるさとに戻ったらなるべく足を運ばせていただきたいと思う。

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入り口はこちら

「アカンプリス」は一ノ関駅から歩いて5分ぐらいのところにあり,大町銀座の交差点付近にある。

少々わかりづらいが,大町銀座交差点を西側に少し行けば店の灯りが右手に見えるはずだ。

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独特の空気感に落ち着く

女性バーテンダーが,一人カウンターに立つバーで,一人もしくは少人数で訪れるのにちょうど良い店だ。

オープンして10年ぐらいと聞くが,レコードが流れ落ち着いた雰囲気の店内は,それ以上の長い時を経てきたようにも錯覚する。

 

バックバーの酒瓶は一見それほど多くはないように見えるが,女性バーテンダーの仕事を見ていれば,選び抜かれた酒が備えられていることがわかる。

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和製クラフトジンを使ってもらう

ジンリッキーは京都発のクラフトジン「季の美」で作ってもらう。

ライスジンということもあり,ふっくらとした米の甘みが残り,ドライジンで作るジンリッキーとはまた違った面白さがある。

 

さらに,季節のカクテルとしてセロリフィズと甘酒マルガリータを。

繊細な味わいのカクテルが,いつもこの店での愉しみだ。

 

常連客が入れ替わり立ち替わりやってきて,賑やかになったり静かになったり。

カウンターを介して,客は心を解放し嫌なことを忘れていく。

 

地元の有限会社一関ミートの鹿ソーセージを焼いてもらう。

コクのある肉の旨味がたまらない一品で,ウイスキーソーダが進む。

 

酔いすぎる前に店を出る。

仰ぎ見ると,冬の星座が夜の空に広がっている。

 

北極星を目指して帰ろうかと思ったが,実家は南,逆方向だった。

駅前まで歩いて,タクシーを拾った。

満ち足りた気持ちの中,実家へ向かう。

 

タクシーを降りると,街中以上に明かりがない実家周辺は,満点の星空であまりに美しく,寒さを忘れてしばらく星の煌めきに息を飲み,眺めた。