tabi-ki47

旅をする。赴くままに旅をして、通りがかった暖簾をくぐり、カウンター席で酒を呑む。※コロナで旅ができないので、昔の旅についても載せることにしました。

久しぶりの新幹線旅行。近場,お隣宮城・仙台とは言えど,やはり旅は楽しくの酒は旨かった(1) 2020年10月17日(土)−18日(日)

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マルエフとベアレン呑み較べ

まったくもって,新型コロナウイルス感染症による自粛が続く令和2年。

令和元年末から新たな年を迎えるころ,こんな世の中になっているなんて,まったく予測できなかった(自分だけではなく,誰もが)。

中学3年に進学したムスメの修学旅行もおかしな展開となり(当初は東京の予定で,ずいぶん楽しみにしていた),消化不良のまま中学生活を終えてしまいそうになっていたので,「東京はともかく,GoToで仙台にでも家族旅行しようか」ということになった。

 

妻に新幹線チケットとホテルの手配をお願いし,わたしは夕食を取れる酒場を探した。

ムスメはスマホアプリで旅程を作り,妻とわたしにその行程を送って寄越した。

 

そして旅行当日の土曜の正午前,バスに乗って自宅から盛岡駅へ向かい,駅地下「エキチカバル」で,軽く呑みつつ昼食とし,新幹線の時間を待つことに。

こちら「エキチカバル」は,「CAT&DOG」「デキュスデヴァン」「KiKiZAKEYA」を展開する「山田酒店」の直営店で,「ビア&ヴルスト ベアレン」の閉店に伴い,同じ場所にオープンしたワインとビールの店である。

 

ビールは,アサヒの幻のビール「マルエフ」とベアレンの「シュバルツ」「かぼすラードラー」の呑み較べ。

「マルエフ」は初めて呑んだが,すっきりした中に麦芽のコクがあり,なかなかに美味しい。ベアレンのビールは,いつもの流石の安定感で呑める。

 

ツマミは,「牛タンボイルステーキ」「秋刀魚と野菜のエスカベッシュ」とし,妻とムスメはキーマカレーを注文した。

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牛タンボイルステーキ

秋刀魚と野菜のエスカベッシュは,フライした秋刀魚とたっぷりのピクルスが盛り付けてあり,家族3人でつまむのにちょうど良い。

 

妻とムスメが注文したキーマカレーはスパイス感が半端なく,辛さはさほどでもないが,喉の奥から胃の底までぽかぽか温まってくる,まさに「医食同源」そのものの味わい。

画像はないのだが,付け合わせの野菜もたっぷりで,正直駅地下で700円強で食べることができるのが驚きだ。

 

牛タンのステーキは,ボイルしてあることもあってほろほろと柔らかいのだが,しっかり肉の食感も残しつつで,バルサミコとタルタルのアクセントが効いて美味しい。

ビールを味わいつつ,妻とムスメがキーマカレーを食べ進めるペースに合わせ,ゆっくりと味わう。

 

「エキチカバル」,価格・質・食材とバランスが取れた良店である。

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櫻井商店

40分ぐらいで盛岡駅から仙台駅へ到着。すっかり寝入ってしまっていたところを妻とムスメに起こされて新幹線から降りる。

妻とムスメは,「PARCO」で買い物をするというので,わたしは一人駅東口を出て,駅前広場の長距離バス発着所からすぐ目の前にある「櫻井商店」を訪れる。

 

いわゆる角打ちができる酒屋であるが,駅から目と鼻の先というのが嬉しい。

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券売機

券売機はタッチパネル。角打ちとは思えない豊富なメニューに目移りするが,「隠し酒500円」と,仙台名物笹かまぼこを注文。

この日の笹かまぼこは,限定で吉次入りのものがあり,通常2枚で130円のところ(安い),1枚で限定笹かまを食するということなので,当然限定とする。

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日本酒メニュー

日本酒は地元のものから,福島,長野,佐賀,大分とバランスよく揃っている。

この日の隠し酒は福島「名倉山」の出品酒ということで,おそらく鑑評会で金賞などを受賞した一本であろうと推測して呑む。

 

鑑評会出品酒といえば「YK35」,いわゆる山田錦・協会9号・精米歩合35%がかつての常識だったが,ググッとみると,やはり山田錦精米歩合35%まではそのとおりで,酵母まではちょっとわからなかった。

味わいはというと,しっかりとした腰があるが,決して重たくはなく,そして大吟醸といえば香り高いという一般的な常識とは少し違い,派手な香りはなく,控えめだが品のある吟醸香が漂い,落ち着いた味わいといえた。

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カウンターにて

届いた笹かまとの相性も上々。

その笹かまも,限定というだけあって,130円ではあるがもっちりと食感と魚の風味が心地よく,しかも角打ちでありながら炙り立てで供され,非常に満足度の高い一品であった。

 

店内は,小綺麗で角打ちのイメージとは少し違い,大型テレビが配され,対応する店員も若い女性2人,そしてタッチパネルでの注文と角打ちスタイルの洗練された進化系を味わうことができた。

 

カウンター席中心の角打ちというより立ち呑みバーのようでもあるが,開け放たれた入り口から入り込む風がなんとも気持ち良く,ついつい長居しそうになる。

 

久しぶりの旅でホテルチェックイン前に心地よく軽く酔い。

心配していた天気も持ちそうだし,盛岡よりずっと温かいし,そしてなにより仙台の夜を想像して,期待と喜びではちきれそうになりながら軽い足取りで「櫻井商店」を後にした。

 

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