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旅をする。赴くままに旅をして、通りがかった暖簾をくぐり、カウンター席で酒を呑む。※コロナで旅ができないので、昔の旅についても載せることにしました。

久しぶりの新幹線旅行。近場,お隣宮城・仙台とは言えど,やはり旅は楽しく酒は旨かった(3) 2020年10月17日(土)−18日(日)

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酒場 王冠

さて,「元祖 炉ばた」を後にし,あずきバーを探す妻とムスメと別れ,一人,国分町からだいぶ離れた五橋(いつつばし)駅から近い「酒場 王冠」を目指す。

 

なんでも,かの吉田類がプライベートで通う酒場らしく,吉田氏と会いたいファンが訪れるということをネットで見た。

まあ,吉田氏云々は別として,さまざまな評判から一度足を運んでみたい店だとは思っていた。

 

国分町のきらびやかな雰囲気とは一転,オフィス街の裏側の静かな通りにぽつんと佇む,落ち着いた雰囲気の店だった。

縄暖簾をくぐり,店内へ。先客は,夫婦だろうか,年配の男女一組。

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瓶ビールとお通し

しかし,入店したタイミングが悪かった。カウンター席に腰を下ろして少ししたら,店主が暖簾を下げ始めた。

で,調理場を片付け始めたものだから,落ち着いて呑めるような状況ではなく,凝った料理など頼める勇気はない。

 

日替わりメニューの黒板には,お造りから焼き魚から煮物から,魅力的な肴がずらり書かれている。「元祖 ろばた」でそれなりに食べたが,まだ少しはいけそうだった。

 

生ビールはないというので,サッポロ黒ラベルの瓶を呑みつつお通しの煮物をいただくと,これがまた良い具合の味付けで料理への期待が高まるのだが,片付け始めた店主の雰囲気から,なかなか注文しづらい。

暖簾を下ろしたが,店に入れてくれたのだから,注文すれば対応してくれるのだろうが。 

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肴を追加注文

ネットでは,「サービスに難あり」とか「怖そう」とか,一方で「慣れると気さく」とか口コミが載っていたのだが,なんとなくそれもわかる。

無愛想なわけではなく,必要最低限の対応しかしない人なんだろうという気はする。話をすれば,普通だろう。

 

個人的には,いきなり親しげにタメ口で話しかけられるよりは,このぐらいがちょうど良い。

時間が経ち,なんとなく気が合いそうな空気が出てきたら,ぼちぼち会話のキャッチボールでもすれば良いのだ。

 

結局,ニシン切り込みとラッキョウ漬けを注文していただいたのだが(もちろん片付けの手を邪魔しないようなものを選んだ),特にもラッキョウ漬けが秀逸だった。200円とかだったと思うが,漬け具合が最高にどんぴしゃりであり,丁寧な仕事ぶりがはっきりわかるものだった。

 

いよいよまな板を洗い出したので,会計をして退店。

吉田類氏を抜きにしても,通いたくなる要素が詰まった酒場だった。コの字カウンターとテーブル席1つの小さな酒場であるが,今後も注目したい。

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ホテルメトロポリタン仙台のバーへ

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マルガリータ

 

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ギムレット

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グラスホッパー

そこから,「ホテルメトロポリタン仙台」のバー「Knight」へ。

カウンター席でバーテンダーと世間話をしながら,ジントニックタンカレーNo.10がデフォルト),マルガリータギムレットグラスホッパーと。

 

訊くと,なかなかに大変らしい。客が戻らずに。

仙台弁が残る落ち着いた雰囲気のバーテンダーは,誠実さが前面に出ており,そして所作も洗練されており,尋ねてみるとやはり10年以上ホテルバーに立つという。

 

4杯呑んで四千数百円と,ホテルバーにしては非常に良心的。

カードにつけてもらい,バーを後にした。

 

たまにはホテルバーの折り目正しいサービスも良いものだ。クラシカルなカクテルにほっとする。

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仙台の朝

翌朝,快晴だった。

気持ち良いくらい真っ直ぐな日差しで目が覚めた。

 

「昨日,遅かったね」と,やはり起きがけのムスメに言われる。

スマンスマンと言いつつ,前の晩の楽しかった記憶を思い返す。

 

いいなあ,仙台。愉しい。

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しらはたで立ち鮨

帰りの新幹線が午後一時ぐらいだったので,午前11時にホテルをチェックアウトした足で,駅ビルに入る塩釜の人気店「鮨 しらはた」へ。

S-PAL地下に入る,やはり塩釜の人気店「すし哲」の兄弟店である。

 

「すし哲」と違い,こちらは立ち喰いスタイルの鮨店で,比較的空いていて入りやすい。

 

なお,去年の11月に仙台を訪れた際は,「すし哲」の方でお世話になっている。

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握り追加(鰹,伊達いわな,金華山の地鯵)

まあ,塩釜の名店らしいクォリティの高い鮨。

満足のいく握りに舌鼓を打ち,頷きながら,妻とムスメとわたしと,「しらはた」を堪能する。

 

「すし哲」とは兄弟店であるから共通点も多いが,立ち席と座り席という初期投資の分や家賃の分だけ「しらはた」の方が若干価格は抑えられているような気もしないでもない。

 

個人的には,特にも気仙沼の鰹と伊達いわなが気に入った。

伊達いわなは,宮城県でブランド化された淡水魚で,これから全国へ売り出され取引されることが期待される。

 

「いいネ,仙台。今までただの都会だと思ってたけど,食べ物美味しいし,駅前の便利さすごいし,定期的に旅行にきたいね〜〜」とムスメ。

なかなか遠くへ旅行できない昨今,それもありだなあと思いつつ,仙台を後にした。

 

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