tabi-ki47

旅をする。赴くままに旅をして、通りがかった暖簾をくぐり、カウンター席で酒を呑む。※コロナで旅ができないので、昔の旅についても載せることにしました。

呑み記012「日曜昼下がり。やることなくてセンベロ酒場で『初雪盃』」

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お初にお目にかかった一本

日曜の午後2時過ぎ。天気の良い一日だった。

昼食は茹で餃子2個とキャベツの千切りだけだったから,小腹が空き始めていた。

 

やることがなくて散歩に出たのだが,空気が乾燥していて喉が乾いてきたので,目に入った酒場の暖簾をくぐる。

土日は昼間っから開けているセンベロ酒場だ。

 

まず,「サッポロ黒ラベル」の生をグラスで一息に呑み干すと,知らず知らずに「ふぅっ〜」と声が出てしまう。

ツマミは,金平牛蒡と茹でたじゃがいもを鱈子で和えたもの。

 

座ったカウンター席から目に入る外の景色には,まだ寒そうに震える桜の木々。

天気は良かったが,朝の最低気温はマイナス8度だかマイナス9度だったはずだ。

 

昔から知っている店主と他愛ない世間話や噂話をする。

こういう日常の風景が,やっぱり自分は好きだ。

 

「まあ,おかげさまでウチはノーゲストってことは今のところないねー」と店主。

「店内が混んでると思ったら,申し訳ないでけど,空いてるときにでも改めて来てもらうとありがたいよね。無理してきてもらわない方が,密にならなくてお客さんにも店にもいいしね」と続ける。

 

確かになあ,混んだ酒場でこのご時世では入りたくない。

ましてや知らない人が酔って大声で会話している隣で呑みたくないものな。

空いてる店を狙って入って,他の客が入ってきて混んできたら,スペースを譲ると思って店を出た方がいいのかもな。

 

オススメだという日本酒をもらう。

愛媛の「初雪盃」という銘柄の新酒で,槽場詰おりがらみ生酒で,限定70本という希少なもの。

 

日本酒度がマイナス2.5だから,少し甘いのかなと思ったが,甘酸っぱくはあれど,しっかり腰も入っており,呑み応えのある美味い酒。

チェイサーももらいながら,ちびりちびり時間をかけて呑む。

 

昼酒はなんでこんなに美味いんだろう。

で,かつ,なんでこんなに酔いが回るのが早いんだろう。

 

もうすぐ花見の季節。

仲間たちとにぎやかに宴会できる日は,いつやってくるのだろうか。

 

「初雪盃」を呑み干し,すっかり雪がなくなった盛岡のまちを家路に着いた。