tabi-ki47

旅をする。赴くままに旅をして、通りがかった暖簾をくぐり、カウンター席で酒を呑む。※コロナで旅ができないので、昔の旅についても載せることにしました。

呑み記035「照井さんの店で焼酎呑みつつソーキを食べた」

西和賀わらび

大通界隈で打ち合わせがあった夜、照井さんの店に寄る。

旭菊酒造の「夏あやか 特別純米」を出してもらいながら、西和賀のわらびをいただく。

たっぷりの鰹節の風味とぬるりしゃきりとしたわらびの食感が心地良い。

 

実はここ2回ばかり、照井さんの店にはタイミング悪く、貸切営業や満席で入店できていなかった。

1ヶ月ぶりの訪問となっていた。

 

旭菊酒造の夏酒も軽快で爽やかですいすい呑み進めてしまう。盃が止まらない。

佐々恵農園さんのたたききゅうり

佐々恵農園さんの胡瓜を豪快にたたいたものに7年熟成の塩うるかをマヨネーズで和えたものでいただく。

胡瓜は当然旨いのだが、うるかマヨが旨味爆発して美味すぎる。

 

「それだけで呑めますよね」と笑いながら塩うるかを保存している壺を開けて見せてくれた。

「ちょっとずつ使ってきたんですけど、あと少しで終わりですね〜」とのこと。

常温保存しているとのことで、発酵の力とはなんともすごいものだ。

漁師浜茹で蛸

浜で揚がった蛸を漁師が茹でたという蛸をいただく。甘味と旨味が濃厚で、渾然一体となってコクとなって押し寄せてくる。

 

酒を、「開春 生もと四段仕込 九夏三伏(きゅうかさんぷく)」に変えて呑み進む。

これがまた、心地良い酸味とキレがあり、ぐいぐいと進む。四段仕込のなせる技か。

ソーキ

メニューの中から珍しくソーキを見つけたので、それを注文する。酒は宮崎市は落合酒造状の米焼酎「悪の美学」をロックで。

 

これがまた柔らかく甘くて、そして爽やか。蒸し暑夜にぐいぐい呑るに最高の米焼酎

 

ソーキはというと、なんとも繊細で透明感があって汁が旨い。そのことを伝えると照井さん、「いやー、高い黒糖使ったらなかなか甘味が出なくてですねー。安いの使えば、もっと少量で味が決まったと思うんですが(笑)」とのこと。

 

なるほど、高い上品な味わいの黒糖が故に少量では個性が出にくく、結果味がぴたり決まるまで大量の上等な黒糖が必要になって、それでこその深い味わいと品格をも備わったということなのか。

肝心のソーキはというと、軟骨はコリコリ、身はぷりっぷりでとても美味しい。

「悪の美学」をあっという間に呑み干してしまったので、宮崎は串間市の松露酒造の「松露」をお湯割でいただく。

 

「お湯割り作らせたら、自分けっこう自身あります」というだけあって、照井さんの作るお湯割りは格別だ。

香りと旨みが立って、そして柔らかく、呑み下したあとでも後を引く。ついつい、次の一杯、次の一杯と欲してしまう味わいのお湯割りを提供してくれる。

 

夜も更けてきて、いつものように下らない話で盛り上がり、そして新しい客が来店したところで、わたしは照井さんに会計してもらい店を後にした。