tabi-ki47

旅をする。赴くままに旅をして、通りがかった暖簾をくぐり、カウンター席で酒を呑む。※コロナで旅ができないので、昔の旅についても載せることにしました。

初秋の青森市で「横丁」という素晴らしき酒場に出会って感激した夜(4) 2022年9月3日(土)-4日(日)

懐かしの「BAR Arrow」

「横丁」を出たわたしは、妻とムスメと別れて、一人青森のまちを歩いた。コロナ禍の地方都市、ここ青森も夜の人出はまだ戻っていないようで、ひと気はまばらで寂しい。

「横丁」のあった駅前古川のあたりから東へ向かい、善知鳥神社近くにある「BAR Arrow」へたどり着く。

東日本大震災後に訪れて以来だから、もう10年ぐらい経つだろうか。懐かしさを覚えながら、扉を開けた。

まずはジントニック

前回の青森旅行は二泊三日で、何軒かオーセンティックバーを巡ったのだが、一番気に入ったのが、ここ「Arrow」だった。女性二人で経営する小さな小さなバーは、例の呑み仲間の知り合いとのことで紹介されて訪れたのだが、とても落ち着いた雰囲気で、かつ気取ったところがまったくなくて、心から落ち着けるのだ。

 

ジントニックをいただきつつ世間話をすると、「前にもいらしていただきましたよね」とわたしのことを憶えていてくれたようだ。

10年前にどんな話をしたかあまり、細かいことまでは憶えていないが、記憶を辿りながら「Arrow」での時間を積み重ねていく。

カウンターの様子

癒しのバー、という言葉がぴったりとくる店だ。カウンターに腰掛け酒を呑み、くだらない話をし、嫌なことは忘れ、どこそこの店が旨かった、なんて話を延々と続け、そうやって、日々の暮らしにこびりついた疲労をちょっとずつ薄めていくために存在するのが、バーだ。

ここ「Arrow」は、そんな存在そのものだった。

 

ジントニックを呑み干したらダイキリをいただき、〆に4年くらい前に終売となっている「富士山麓 樽熟原酒50度」でウイスキーソーダを作ってもらう。

 

バックバーにずらりと並ぶ「イチローモルト」を眺めながら、心地良く酔いの深みにはまっていった。

海沿いを走る

翌朝、朝6時に起きて青森のまちなかをジョギング。海の方まで足を伸ばして、陸奥湾の大海原に囲まれた青森港北防波堤にある西灯台まで行ってみる。

海風が心地良く、走っても走っても疲れない。旅ランの醍醐味を味わいながら、小一時間走ってみる。

朝食をいただきに

ホテルに戻り妻とムスメを起こし、ホテルからほど近い「アウガ」の地下にある新鮮市場の「丸青食堂」を訪れる。

www.auga.aomori.jp

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ホタテフライ定食

こちら、ワンコイン500円カレーが有名らしいが、昨年名物お母さんが店を退かれ、それから少し経営方針を変えたのか、定食なども始め、座席数も増やしたらしいが、この日はカレーはお休み。

残念だったが、気を取り直してホタテフライ定食をいただいた。

面白い乾物屋を発見

食事の後、市場内を見学するも、日曜ということもあり開いてみる店が少なく寂しい感じ。

ぶらぶらしていると、「おにいさん、コレ食べてって」と声をかけてくれたのが、「太田由蔵商店」という珍味などを取り扱っている店。

店頭に立っているお母さんが最高に面白くて素敵な方で、「ほら、コレも食べて、こっちもあっちも」と次々と店頭に並ぶ商品の包みを開けて、われわれにどんどん食べさせてくれるのだ。

 

「朝ごはん食べに来たの? あら、そう、お腹はいっぱい? まだ食べれるでしょ、味見してって。え? 盛岡から? 今日帰るの? じゃあ、これあげるから帰りの車で食べたらいいよーー」などと矢継ぎ早にいろいろサービスしてくれもした。

港町の、あったかいお母さんの優しさに触れて嬉しくなる。これもまた旅の醍醐味。

 

結局お土産はこちらで味見させてもらった乾物や珍味を買い求め、あとは招待いただいていたイベントに顔を出し、盛岡へ帰るだけになった。

あっという間の青森の旅立ったが、名酒場に出会え、懐かしい酒場に顔を出せた、いい旅だった。また、青森市が大好きになった。

 

<終わり>

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